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1969年、スイスのマニュファクチュールであるゼニス社が発表した自動巻きクロノグラフ用ムーブメント。毎時36,000回もの高い振動を発生させ、10分の1秒単位で時間の計測が可能。薄型で高い精度と信頼性を誇る「エルプリメロ」は、クロノグラフの中のクロノグラフと言われ、革命的な傑作として時計史上に刻まれる名機である。
タグホイヤーやパネライなど名だたる時計メーカーに提供されているが、1999年までの13年間、ロレックスの『デイトナ』に搭載されていたことは、もはや伝説となっている。現在ではデイトナにはロレックス製ムーブメントが搭載されており、エルプリメロ搭載の最終モデルは歴代の生産終了モデルの中でも高いプレミア価格で取引されている。
一般に、時計でいうメンズサイズは男性が着けることを想定した文字盤が大きめのものを、レディースサイズは女性が着けることを想定した文字盤が小さめのものを指し、その中間にあたるのがボーイズサイズになります。しかし、実際には公式にメンズ・レディース等と名言しているメーカーは少なく、カルティエのように大きいものから順にXL・LM・MM・SMとしたり、サイズをミリメートル表記のみで表しているメーカーが大半を占めています。
並行輸入店などでは、使用者のターゲットが絞りやすいよう、便宜上、メンズ・レディース等と明確に分けているところが多いですが、その定義はあいまいな部分も。。。例えば、カルティエのパシャCなどは文字盤の直径が35mmと、ロレックスのエクスプローラー(36mm)とほぼ同等の大きさですが、実際は女性が使用することがほとんどです。カルティエ社でもこのモデルに関しては、『XL・LM・MM・SM』などの表記もしていません。
また、最近では女性向に作られた時計でも直径が30mm台と大きめになっていたり、女性が敢えてメンズやボーイズの時計を身に着けるパターンも多いため、ますますその境界線があいまいになっています。並行輸入店によっては、中間のボーイズサイズは女性ばかりが購入することから、メンズ・レディース(ボーイズを含む)の2サイズで表記しているところもあります。
「イタダキ!」では、独自の判断で、メンズ・ボーイズ・レディースの3サイズに分類しています。